このページでは、「髪の毛がどんな成分でできているのか?」について述べていきます。
人体を構成している成分の内訳は、
・水分 約70%
・タンパク質 約15%
・核酸 約7%
・炭水化物 約3%
・脂質 約2%
・その他の元素 約3%
以上となっていて、主要成分であるタンパク質の構成成分はアミノ酸です。
人の体のタンパク質は、常に一部分が分解され新しいものと置き換わります。その寿命は短いもので数分、長いもので数十日といわれています。
そのために、タンパク質やアミノ酸の摂取が重要になるのです。
それは髪の毛にとっても同様です。
髪の毛を構成している成分の内訳は、
・ケラチンタンパク質 80〜89%
・水分 9〜15%
(この量で水分量はほぼ満タンです)
・脂質 1〜9%
・メラニン色素 3%未満
・微量元素 1%未満
以上となっています。
髪の毛の主成分であるケラチンタンパク質は、約18種のアミノ酸からできていて、その内の14〜18%がシスチンです。
その特徴として、「腐敗しづらい」「化学薬品に対して耐性がある」「物理的強度と弾力がある」等があげられます。
髪の毛は湿度の変化に敏感で、湿度の変化と比例して水分量が変わります。「梅雨時にはベトつく」「秋冬にはパサつく」と実感するのは、このためです。
また、洗髪直後の濡れ髪(MAX)では30〜35%(容量オーバーのため、髪は膨張しています。 「濡らすと長く感じる」のは、このためです)、ドライヤーで乾燥させた状態(MIN)でも10%前後をキープします。
髪の毛には、約0.5〜0.9%の微量元素が含まれています。
鉄・銅・カルシウム・マグネシウム等の金属の他に、リン・ケイ素等の非金属も含めて、30種類くらいの無機成分の存在が報告されています。
髪の毛は、一日で約0.4mm伸びます。
そして頭髪は、約10万本あります。
10万本中、85%が活発な成長期と考えると
「髪は毎日毎日トータルで34m成長している」
ことになります。