このページでは、「シラミをいかにして退治するのか?」述べていきます。
スミスリン剤による駆除
● スミスリンシャンプー
1.使用方法 頭皮・頭髪で十分に泡立てる → 5分放置 → 十分にすすぐ → 普段通りシャンプー・リンス
〃. 〃 陰部・陰毛・肛門・尻毛・おヘソ・ヘソ毛・太腿・腿毛で泡立て → 5分放置 → すすぐ
2.使用頻度 3日に1度
3.効果対象 アタマジラミ&ケジラミの幼虫&成虫
※卵には効果ナシ
● スミスリンパウダー
1.使用方法 頭髪にふりかけ十分にいきわたらせる → 1時間放置 → 普段通りシャンプー・リンス
〃. 〃 陰毛・尻毛・ヘソ毛・腿毛にふりかけ十分にいきわたらせる → 1時間放置 → 普段通り洗う
2.使用頻度 3日に1度
3.効果対象 アタマジラミ&ケジラミの幼虫&成虫
※卵には効果ナシ
対アタマジラミ@ ショートヘアスタイルにする
一般に「切らなくても大丈夫」といわれていますが、正直なところ「髪の毛を短くする」ことは、アタマジラミの生息域を狭めるため、最も楽な対策といえます。
対アタマジラミA クシでとかす
1.シャンプーする
爪を立てないように丁寧に洗い、良くすすぎ、リンスをし、軽くタオルドライします。
2.レインコートを着る
落ちたアタマジラミが歩きづらいツルツル素材・レインコートで防御します。
3.ビニールシートの上に置いたイスに座る
床にもツルツル素材・ビニールシートを敷きます。
4.ブラシでとかす
目の粗いブラシ → 細かいブラシの順にとかし、髪のからまりをなくします。
5.クシでとかす
この作業前に、「とかし残し」のないよう、作業順序を決めます。
両耳の後ろから頭頂部を結ぶように前後に分け、額の生え際からえりあしまでセンターで分けます。
上の図の4ブロックを、それぞれ「下(耳まわり・えりあし)から上(頭頂部)へととかし進める」ことが理想ですが、一般の方には難しいと思われます。
後ろの左ブロック → 後ろ右ブロック → 右前のブロック → 左前のブロックの順に、それぞれ「頭頂部 → えりあし・頭頂部 → 耳まわり」という具合に、1〜1.5cm程度の厚みのパネルをとって、根元から毛先までとかしていきます。
※途中、下記
6.の クシの洗浄 が重要です。
6.クシの洗浄
洗面器にお湯をため、クシにシラミや卵がついていたら洗いましょう。(歯ブラシがあると便利)
7.ドライヤーで乾かす
全頭をとかし終えたらドライヤーで乾かします。
8.レインコートを脱がせ、服にハケをかける
「服についているかも知れないシラミ」を、ビニールシートに叩き落としてやりましょう。
9.後片付け
レインコートとビニールシートは捨ててしまうことがベストですが、再利用する場合は、ポリ袋に密閉し天日干しして下さい。
また、洗面器の残り湯は容赦なく排水溝へ。使用したクシやブラシは丁寧に洗い、ドライヤーの熱風で乾かして下さい。
10.フィニッシュ
落ちた髪の毛とシラミはポリ袋に入れて密閉 → 天日干し。
最後に掃除機をかけて終了となります。
以上
1.〜
10.をアタマジラミ絶滅まで、毎日行います。
対アタマジラミB スキグシでとかす
手順は「対アタマジラミA」と同様です。
「普通のクシ」よりも、より効果的です。
対アタマジラミC ストレートヘアアイロンで熱殺
運行手順は「対アタマジラミA」と同様です。
140〜150℃の熱で髪の毛を挟むことで、卵もほぼ殺処分可能です。
対アタマジラミD 頭髪以外の対策
アタマジラミは成虫・幼虫・卵ともに、「60℃の熱を5分間あびせる」ことで100%死滅します。耐熱性のある小物は「60℃キープのお湯に5分間つける」ことで抹殺可。洗濯物はアイロンや乾燥機をかけることで、ほぼ殺処分可能です。
また、アタマジラミは「人の身体から離れると72時間以内に餓死する」といわれています。洗うことのできない品は「ポリ袋に密閉して3日以上放置」して「餓死」させてやりましょう。
対コロモジラミ
コロモジラミの卵は、洗濯しても除去できません。そのため、寄生が確認された衣類・寝具等は「捨てる」ことが「最善の策」といえます。
どうしても「捨てられない」場合、「55℃の熱を10分以上」で死滅させることができます。 アタマジラミ同様、「お湯」「アイロン」「乾燥機」が有効です。
VSケジラミ
その死闘は、「マッコウクジラ対ダイオウイカ」「マングース対コブラ」に匹敵する、「宿命の対決」といえます。過去から未来へと続く、まさに時空を超えたそのバトルに勝利した英雄は、その武勇伝と股間を襲った凄まじいかゆさ加減を、後世に語り継ぐ宿命を背負うことになるのです。そういうものです。 おわり